Hideaki Matsui

Experience Program Lead & Manager

Google

Spatial Interaction

コンピューターマウス、タッチスクリーン、音声…コンピューティングの歴史を通じて、人々は常に新しいテクノロジーに適応してきましたが、逆になったらどうでしょうか? テクノロジーが人間のニーズを取り入れるとしたら? 物理的な空間で人間とコンピューターの関係を再定義する方法について考えてみましょう。

スペーシャル・コンピューティングは、HIC(人とコンピュータの関係や相互作用)分野のデザインフレームワークであり、物理的な空間でコンピューターやAIと自然にやり取りする方法を探求します。私たちは、音声、顔、存在、近接、手の動き、視線といった言語および非言語情報を組み合わせて、機械が探知する知覚を、ユーザーの文脈に合うよう理解しようとします。

Googleで5年以上にわたり研究されてきた事例もご紹介。情報とテクノロジーとのより良いやり取りのため、社会的な相互作用、非言語的な相互作用、近接学、人間工学などを通して、自然なインタラクションの意味を見直しました。その研究で得られた示唆についてお話します。

About Hideaki

日本人デザイナーであるHideaki Matsuiは、デジタルと物理世界の融合や、領域や文化を超えたコラボレーションによって、革新的な体験を生み出すことに情熱を注いでいます。

現在は、Googleでアンビエントコンピューティング、スペーシャル・コンピューティング、ウェアラブルコンピューティング、AIやロボットといった最新技術の活用に向けてチームを率いています。

fuseprojectやSmart Designなどの代理店では、Samsung、British Gas、NBC Universal、Coway、SC Johnson、UCB などの一流企業向けにプロダクトや戦略デザインにも携わりました。

Red Dot、iF、IDSA IDEA、Fast Company、Cannes、IxDA、Core77 などの著名なデザイン賞も多数受賞。

社会起業家としても活躍し、カンボジアの地雷除去に向けたプロジェクトであるCleanup soapを共同設立。the droog design collectionにも選出されました。

ニューヨークのパーソンズ大学で工業デザイン学士、Copenhagen Institute of Interaction Designでインタラクション デザイン修士を取得。