Kaori Tsuruta

Lead Service Designer

Nikon / Kaori Tsuruta Design Studio

Maintaining mindfulness as a designer

Kaoriは、日々の業務で顧客視点やデザイン思考をBtoBビジネスに組み込む方法を模索しています。

自社がカメラメーカーから光学処理機械や医療関連企業への大きな事業転換期にあるなか、デザイナーとして理想的なプロセスを見つけることは簡単ではありません。

異なるバックグラウンドや思考を持つ上司にデザイン思考の価値を理解してもらい、組織やプロセスを変革するには、さまざまな困難があります。現在は、チームがエンジニアやマネージャーの視点を理解しながら、ひとつずつ問題解決をしているところです。

組織課題に取り組むには、時に自分がデザイナーであることを忘れてしまうこともあるほど、デザイナーとしての役割を超えた動きが必要です。フリーランスのデザイナーとして活動し続けるKaoriが、日々こうした業務に向き合いながら、デザイナーとしての自分の感覚を保つ秘訣を紹介します。

About Kaori

Kaoriはサンフランシスコでのデザインコンサルとロンドンでのデザインコンサルでの修行から得られたスキルを活かし、NikonでBtoB事業のビジネスの立ち上げを支援するサービスデザイナーをしながら、フリーランスにて大手メーカーやベンチャー企業のデザインコンサルをしている。カメラのUIデザイナーとして従事していた頃に、グッドデザイン賞ベスト100やiFデザイン賞も受賞。過去に転職し、デザイン思考に基づいてAiを作るベンチャー企業の立ち上げに携わり、金属加工工場で勤める人々の実態を調査するエスノグラフィーを実施するなど、カメラ〜BtoBサービスまでの幅広い経験がある。彼女は、未来が見えない時代だからこそデザインに力が最大限に生きると信じ、精力的に活躍している。プライベートでは、革鞄や焼き菓子を作ることにハマっており、5歳の子供の発想に感化される日々。