「アクセシビリティ」という言葉を、私たちは職場やSNSで毎日のように耳にしていると思いますが、その本当の意味は何でしょうか？目の不自由な母親と暮らしていた浅川さんは、母親の生活の質や自立度が少しずつ、しかし劇的に向上していくのを見て、テクノロジーには私たちの生活を変える力があることを実感しました。

その後、紆余曲折を経てUXリサーチャーとなり、能力に関係なく、すべての人にとってより良い世界を作ることに情熱を注ぐようになりました。講演では、彼女にとってアクセシビリティとは何か、世界をどう見ているのか、そしてその経験を活かしてUXリサーチャーとしてどのように働いているのかについてお話しします。

Sakiは、アクセシビリティやインクルーシブデザインに注力するUXリサーチャーです。

現在はWoven by Toyotaで、同社のモビリティ実証実験の街として建設中の「Woven City」に携わっています。

UXリサーチャーとしてさまざまな研究手法を活用し、プロジェクトの課題特定から解決まで関与。

アメリカでの就学・就業経験を持ち、Googleやニューヨーク大学、カーネギーメロン大学ではアクセシビリティに特化したリサーチャーとしても働いていました。

デザインとエンジニアリングのバックグラウンドを活かし、ユーザーにとって最適なハードウェアとソフトウェアの組み合わせを模索しています。

母親が視覚障害者であることからも、テクノロジーが生活を豊かにし人々を助ける力を持つこと、そしてアクセシビリティが特別なことではなくさまざまなユーザーに利益をもたらすことを信じています。